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再生可能エネ 雇用が昨年の2倍以上

【キャンベラ17日AAP】  オーストラリア政府統計局(ABS)の最新統計によると、国内の再生可能エネルギー業界における大規模プロジェクトの数が、2017/18年の一年間で2倍以上となったことが分かった。これに伴い、フルタイム雇用は28%増の1万7,740件となっている。

 

再生可能エネ関連のプロジェクトでは、水力発電関連プロジェクトを抜いて、屋上設置の太陽光パネル設置プロジェクトの雇用が全体の46%を占め最大となった。ABSのコウ氏は、国内で再生可能エネ事業で雇用が伸びている背景に、再送可能エネルギーのコスト削減、クリーンエネルギーへの関心、蓄電施設の開発などがあると分析した。

 

地域別では、再生可能エネの雇用が最も多いのはQLD州、これにNSW州とVIC州が続いた。この3州だけで、国内の同セクターの雇用72%を占めている。ただ、コウ氏によると再生可能エネ業界の雇用そのものは、約5万9,000人を雇用しているその他のエネルギー業界と比べ、依然として規模は小さいとしている。

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