【メルボルン17日AAP】 ビクトリア国立美術館(NGV)で来年の夏に開催される展示会で、1980年代に米国ニューヨークで活躍した画家のキース・へリングや、同じく米国の画家のジャン・ミシェル・バスキアなどの作品が中心となることが17日、発表された。
NGVによると、今年12月に開幕する夏期の展示会は、へリングとバスキアの作品300点以上を集めた世界初の展示になるという。バスキアの作品として有名な頭蓋骨の描かれた「無題」などが含まれるが、同作品は昨年、ゾゾタウンを運営するスタートトゥデイの前澤友作品氏が、バスキアの作品としては最高額となる123億円で落札したもの。
NGVのエルウッド・ディレクターは、「へリングとバスキアの作品は、それぞれシンボリックな意味合いを持ち、政治的な情感のこもった、力強い不朽の名作だ」と話した。