【キャンベラ16日AAP】 オーストラリアの革新的な障害保険制度「ディサビリティーケア・オーストラリア」の運営資金を調達するため、メディケア課税額を増額する新法案が16日、上院でも可決された。これにより、7月1日から同課税額が0.5%引き上げられる。
同制度は、重度の身体障害や精神障害を持つ国民に対し、より良い保護を提供することが目的だ。ギラード首相が前日に提出した法案は下院で当日に可決されたが、上院でも全党から支持を受けスピード可決が実現した。
自由党のフィフィールド上院議員は、障害者や介護者にとって重要な新政策であるため、うまく軌道に乗せることが大切だと述べた。一方、グリーンズのミルン党首は、9月開催の連邦選挙の前に法案が成立したことに喜んでいるとした。