【シドニー18日AAP】 NSW州保健当局は、はしか感染者の急増を受け国内外の旅行者に対し、対策として必ず予防接種を受けるよう呼び掛けている。12月以降、これまで州内で確認された患者数は36人に上り、この大部分が海外からの帰国者や旅行者であることが分かっている。
NSW州当局は18日、外国人旅行者、海外旅行へ出かけるオーストラリア人、休暇のため母国へ帰国する留学生などを対象に、新たなはしかの注意喚起キャンペーンを開始した。はしかの感染について医師は、流行していない国に渡航する場合も、空港で感染する可能性は十分あると指摘した。
当局はさらに、州内のチャイルドケアに勤務する1966年以降に生まれた職員に対し、最大2回の無料ワクチン接種を提供するとして、該当者は接種を受けるよう各施設に通達したもようだ。