【シドニー18日AAP】 オーストラリア税関当局は、18日、約9キロの違法薬物を差し押さえたと発表した。
この薬物は、覚醒剤の一種であるアンフェタミンを製造するのに用いられるエフェドリンで、香港と上海からの航空貨物の中に隠されていた。
税関によると、昨年7月以来、約1トンのエフェドリンがシドニーで押収された。また、全国では3.7トン以上のエフェドリンが国際郵便で、800キログラムが航空貨物で密輸され、それぞれ押収された。
税関では、「これらの化学物質を止めることは、アイス(覚醒剤)の国内供給を遮断する」として、今後も監視を強化していくとした。
不法にエフェドリンを輸入すると、罰金最高51万ドル、また、懲役15年を科せられることになる。