【メルボルン22日AAP】 連邦野党労働党は、5月の選挙公約に「移民の両親のビザ取得を容易・割安にする」と掲げる。
ショーテン労働党党首は22日、「多くの年老いた両親がオーストラリアで家族に会いたいが、観光ビザに限られる。費用や労力を要する」と述べた。
現状、国内世帯の両親どちらも海外にいる場合、ビザは1組の両親に限られ、自分の親か義両親か選ばなければならない。発効されるビザ数は年1万5,000組。労働党は、ビザ申請費用も現行の3年間5,000ドルを1,250ドルに、5年間1万ドルを2,500ドルに引き下げる計画だ。両親ビザは国内で更新できないが、これも可能にするという。
コールマン移民相は、「9万7,000人以上が何らかの永住両親ビザで国内滞在を求めている。労働党の案は分別ある人口政策と言えない」と批判した。2016年に生産性委員会が行った調査によると、永住両親ビザ保持者1人につき、最大で税金41万ドルを要する。