【メルボルン２２日ＡＡＰ】　　　ＶＩＣ州の陸軍基地で２２日、演習中に装甲車２台が衝突し、兵士１０人が負傷した。

同日午前１０時３０分ごろ、州中央部のパカパンヤル陸軍基地で、泥土でできた訓練用の未舗装道路上で、軽装甲車が別の軽装甲車の後部に衝突した。この事故で兵士３人が重傷を負い、メルボルン各地の病院に空輸されたが、現在は安定した容体だという。また、４人目の負傷者は陸路でロイヤルメルボルン病院に搬送されが、残りの６人は軽傷で済んだため、同基地内の医療センターで診断を受けている。

パカパンヤル陸軍学校のスチュワート・クリー中佐は、「特別危険な演習ではなく、単純な車両衝突であったが、装甲車は一般車両ほど（安全対策が）取られていないため、負傷が多少重度になりがち」と述べた。現在、国防省と州警察が事故の調査を進めている。