【シドニー24日AAP】 メルボルン空港で23日、オーストラリア原産のトカゲ19匹をスーツケースに入れて持ち出そうとしたとして、27歳の日本人の女が逮捕されたことが分かった。見つかったのはマツカサトカゲ17匹と、アオジタトカゲ2匹。
環境省の広報担当者によると、トカゲは医師の検査と法的手続きを経た後、野生へ帰すことが不可能な場合、学校か非営利団体へ寄付されるという。逮捕された女は日本へ帰国しようとしていたとみられ、この間、オーストラリア国境警察(ABF)への内部告発で持ち出しが発覚した。
ABFのグロス氏によると、国家間の協力によって密輸を阻止したのはこれで3回目。州をまたいだ密輸入犯罪で、いずれも同じ犯罪組織によるものとみられている。グロス氏は「国家間協力で提供された情報のおかげで、検挙することができた」と話した。