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人種差別発言のAFL要人、選手に謝罪

【メルボルン29日AAP】   オーストラリアン・フットボール・リーグ(AFL)のコリンウッド会長のエディー・マガイア氏が、アボリジニ出身のアダム・ グッズ選手について、ミュージカル版「キングコング」の宣伝に起用されるべきだとラジオで発言したことについて謝罪した。

同選手はシドニー在住の人気選手だが、先週、マグパイズ・ファンの少女(13)に人種差別的な罵倒を受けたばかり。マガイア氏は自身が出演するメルボルンのラジオ番組の放送中に、現在メルボルンで公開中のキングコングの宣伝のために同選手がやってくるべきだと発言した。

これについてマガイア氏は声明文を発表し、言うつもりのないことを言ってしまい後悔していることを表明した。また発言後に同選手に電話をかけ、「アダムは寛大にも電話に出てくれ、がっかりしたと言った」が、「私の謝罪を受け止めてくれ、フットボール界だけでなく広範なコミュニティーの中での人種差別的な中傷に対して取り組んできた私の強い信念と実績を理解してくれた」とした。

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