【パース26日AAP】 WA州政府は、議会への安楽死法案の提出を前に、さらに一般市民から意見を募ることを決めた。マカスカーWA州前首相が会長を務める専門委員会が報告書をまとめ、州政府に提案したもの。
WA州のクック保健相は、安楽死法案に関しこれまでにもコミュニティから幅広い支持を得ているとした上で、「水準の高い終末医療を提供すべく努力する」と述べた。さらに「より多くの人が法案に対する意見を直接述べられる機会を提供したい」と話した。
これまでの諮問では、“病気が進行中で病状が長期にわたり、神経変性の病状を伴うもので”、“重篤で回復の見込みがない”患者に対し、安楽死を可能とすべきとの見解が示されている。同法案は今年末までに議会で審議され、その後、議員による自由投票が行われる見通し。