【シドニー30日AAP】 第2次世界大戦中に日本の小型潜航艇がオーストラリアの海軍船を沈没させた日に当たる31日、シドニーで記念式典が開催される。
1942年5月31日、日本軍の小型潜航艇3隻がシドニー湾に侵入した。その中の「M24」潜航艇が米軍の巡洋艦「シカゴ」にめがけて魚雷を発射したが、代わりに豪軍「クッタブル」に命中、21人の海兵が死亡した。
同潜航艇は長年行方が分からなくなっていたが、2006年にスキューバーダイバーらによってシドニーの海岸沖で発見された。
今年は豪軍船が沈没して71年目に当たり、記念式典が31日、シドニー湾内のガーデン島艦隊基地で開催される。アボリジニの煙の儀式を含む同式典には日豪両国の代表者をはじめ、米国、英国、オランダ、ニュージーランドの高官が出席する予定。