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首相、高リスク亡命希望者の調査を依頼

【キャンベラ5日AAP】   テロ組織と関係のある海外の殺人犯が8か月間、オーストラリアで警備体制の緩やかな状況で拘留されていた件で、ギラード首相は5日、セキュリティー専門の監視機関に実態調査を依頼した。

問題の殺人犯はエジプト国籍で、イスラム教ジハードの一員。2012年8月、亡命希望としてオーストラリアに入国したが、1か月後にASIOが当時のボーエン移民相に対し、同人物が危険人物であると報告。だが、警備体制のより高い施設への移送に7か月もかかったという。しかしオコナー現移民相は4日、自身もボーエン前移民相も、2013年4月までこの件について知らされなかったと述べた。

ギラード首相は議会で、「安全上複雑な問題のある亡命希望者ら、特に本件に関し、オーストラリアの政府当局による対応について調査するよう、情報保安局監査総監に依頼した」と発表した。

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