【パース7日AAP】 一日に清涼飲料を1缶以上飲んでいると、2型糖尿病や、心臓病、脳卒中に罹る率が高くなることが、調査で明らかになった。
パースにあるテレソン子供健康調査研究所では、1400人以上の10代の子を長期にわたって健康調査してきた研究の結果、発泡性の甘味飲料を1缶以上飲み続けていると、身体の肥満度とは関係なく、血中の善玉コレステロールが減少し、悪いとされる中性脂肪(トリグリセリド)が増加していることが分かった。
研究者によると、対象となる10代の子は、将来、心臓代謝疾患を引き起こす危険性が高いという。また、甘味飲料の飲み過ぎが若者たちの肥満を増やすことはすでに広く知られているが、太りすぎでない若者においてさえ、2型糖尿病と心血管疾患の危険因子が増すという。
そのため、親が子どもの飲み物に注意を払い、飲み過ぎをさせず、ダイエット飲料や、できれば水を飲むようにすることが大事だという。