政治

豪州の永年勤続議員が引退

【ホバート7日AAP】   TAS州議会で最長期間、議員を務めている下院議員が、来年の州議会選挙で引退すると発表した。

この議員は、TAS州下院議員で、労働党所属のマイケル・ポーリー氏(63)で、1972年に22歳の若さで当選して以来、42年間議員を続けている。ちなみに、初当選の年は、現TAS州首相のギディングス氏が生まれた年。

ポーリー氏は、以来、12回連続当選を果たし、その間、州首相は9人が交代した。現職の連邦・州議会議員では最長の議員でもある。

初めて選挙権を行使できた選挙に立候補した氏は、母親からいつも、「大きくなったらまず職を得て、すぐ組合に入り、そして労働党に投票するのよ」と言われてきたという。

敬虔なカソリックの氏は、昨年の同性婚を認める法案には反対したが、社会的な変革が避けられないことは認めざるを得ないと語った。

なお、オーストラリアの永年勤続議員には、連邦議会ではウィリアム・モリス・ヒュー氏の51年、州議会ではVIC州のジョン・レモン氏の50年、SA州のサー・ジョン・ステアリング氏の48年、NSW州のフランク・ウィリアム・スパイサー氏の47年、WA州のジョン・トンキン氏の43年などがある。

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