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薬物自殺 少年の父が法規制を歓迎

【シドニー9日AAP】   シドニーの高校生が合成薬物を使用した後、幻覚症状のためマンションのベランダから飛び降り死亡した件に関して、少年の父親は、州政府が合成薬物の法規制に乗り出す動きがあることについて歓迎すると述べた。

この事件は6日、ヘンリー・クワン君(17)がインターネットで購入した合法の合成薬物を服用した後、幻覚症状のため「空を飛びたい」と言って、マンション3階のベランダから飛び降り死亡したもの。この事件を受けてNSW州は9日、合成薬物の取引を90日間禁止とすることを発表。連邦政府に対して、同薬物の完全禁止とする法規制を求めた。

ヘンリー君の父親であるスティーブン・クワンさんは、「たとえそれが自分の息子の命と引き替えであっても、政府を動かすきっかけとなり、多くの家族や子ども達の将来を守ることにつながるのであれば何よりだ」と述べた。

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