【キャンベラ1日AAP】 今月18日に実施される総選挙の自由党候補者が1日、同性愛者について「恐ろしい病気のリスクを負っている」など差別的な発言をしたとして謝罪し、候補を下りたことが分かった。候補者は、宗教保護に関する提出書類の中で、同性愛者がもたらす「危険」について言及していた。
選挙候補者から下りたのは、VIC州ウィルス(Wills)選挙区のピーター・キリン氏で、提出書類の差別的な発言に加え、同性愛者として知られるティム・ウィルソン議員について「悪名高いホモセクシャル」などと発言したことが分かっている。
キリン氏は、ヘラルドサン紙による自身の差別発言に関する報道を受け、発言は過ちだったと認めた上で「率直に謝罪する」と声明を発表した。連邦政府のモリソン首相は、自由党としてキリン氏に説明を求めたことを明かし、党としての手続きを進めると説明した。