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ダライ・ラマが来豪、10日間のツアー

【シドニー13日AAP】   チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が10日間の講演ツアーのため、オーストラリアに到着した。国内ではギラード首相が自由党員らを相手に、白熱した男女平等論が飛び交う中、ダライ・ラマは「女性のほうが他者の幸福について、より繊細」だと語った。

講演ツアーの開始に先駆け、ダライ・ラマは13日、報道陣や信奉者らに対し、記者会見を行った。その場で男女平等について質問された際、状況によっては女性のダライ・ラマが登場してもおかしくないと語った。また、世界は不平等が蔓延する「道徳的危機」に陥っており、思いやりの心を職務で実践できるリーダーらが必要だとした。

自身の幼少時代にも触れ、「父は短気で私をたたいたこともあるが、母は素晴らしく思いやりのある人だった」と語り、生物学的には女性のほうがリーダーの資質があるかもしれないとした。

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