【シドニー14日AAP】 7年間逃亡した後で昨年逮捕された二重殺人の容疑者、マルコム・ネイデンに対し14日、終身刑が言い渡された。
2005年、NSW州中西部のダボにある被告の祖父母の自宅から、女性の絞殺死体が発見された。被害者はクリスティー・スコールズさん(当時24歳)。その後、被告の行方が分からなくなり、同州の最重要指名手配犯として警察が長年捜索を続けてきた。また、この殺人事件の5か月前には、容疑者のいとこ、ラティーシャ・ノーランさん(当時24歳)が行方不明になっていた。
同州最高裁判所で14日に行われた裁判で、スコールズさんの殺害に関して終身刑が言い渡されると、傍聴席から「よし!」という声が聞かれた。だが判決に対し、容疑者はほとんど感情を示さなかった。また、ノーランさんの殺害事件については、最低21年間の禁固刑が下された。