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女児失踪殺人 母親が罪を認める

【シドニー17日AAP】   2010年にシドニー西部マウント・ドゥルイットで発生した女児失踪殺害事件に関する裁判が17日、シドニーの最高裁判所で開かれた。被告である母親が女児の殺害及び死体遺棄に関して罪を認めた。

この事件は2010年7月、ケイシャちゃん(当時5歳)が自宅からこつ然と姿を消したとして、母親のクリスティ・アブラハムズ被告と恋人のロバート・スミス受刑囚(死体遺棄などで有罪判決を受け受刑中)が、メディアに対して泣きながら「娘は生きていると信じている」などと訴えていた。

しかし実は、同年7月13日、アブラハムズ被告はケイシャちゃんを意識不明になるまで殴りつけ死亡させ、翌日、ケイシャちゃんの遺体をスーツケースに入れ、そのまま5日間放置。悪臭に耐えられなくなった2人はタクシーで遺体を近くの林に運び、地中に埋めた。

警察は翌年4月、ケイシャちゃんの誕生日にアブラハムとスミスがこの林に向かったところで逮捕。ケイシャちゃんの遺体が発見されるに至った。

17日の裁判の中で、検視の結果、ケイシャちゃんは地面に強く叩きつけられたかのように歯が骨折していて、さらには、長期間にわたって暴行を受けていたような傷跡が遺体にはたくさんみられたという。

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