【シドニー21日AAP】 NSW州政府は21日、現在各地で運行されている無料シャトルバス12路線のうち、9路線を廃止または有料化すると発表した。乗客数の少ない路線に税金を無駄遣いできないからとした。一方、乗客数の多いパラマッタ、ウロンゴン、シドニーCBDの各路線は引き続き無料バスとして運行される。
ベレジクリアン州運輸相は同日、12路線の運行には毎年700万ドルの経費がかかり税金が充てられているが、9路線ではどのバスにも一握りの乗客しかいないと述べた。そこで廃止・有料化を実施し、要らなくなった税金を新しいバスや電車のサービスに投資するとした。
対象路線のうちゴスフォード路線は有料化される。また、コガラ路線は6か月の変更試行期間の対象。一方、ブラックタウン、バンクスタウン、カブラマッタ、キャンベルタウン、リバプール、ニューカッスル、ペンリスの各路線では、無料シャトルとして現在使用されているバスを、各地区の有料バス路線で再利用する予定。
シドニーCBDでは現在、ジョージ・ストリートとエリザベス・ストリートを運行する循環路線だが、変更後はジョージ・ストリートのみの運行となる。