【ホバート22日AAP】 国内でも最も気温が低いことで知られるTAS州ホバートで22日、アートフェスティバルの一環として全国から集まった200人以上が全裸で参加する寒中水泳イベントが行われた。
この日の気温は2度前後。参加者は、主催者側から提供された赤い水泳キャップに白いタオルを体に巻いた姿で待機し、太鼓の音と共にタオルをはぎ取り海へ入っていった。水温は12度。ほとんどの人が数分ほどして海から上がってきた。
現場では、ロイヤルホバート病院のスタッフが待機していたが、体調を崩す人はいなかった。また参加者らは、寒中水泳後は温かいチョコレートに温かい水の入ったボトルを受け取り、暖房の効いた部屋で冷えた体を温めた。
このイベントは、現在ホバートの新旧芸術美術館で行われている「ダークMOFOフェスティバル」の一環として行われたもの。同イベントは、計画の段階で関係当局の反対にあい中止も危ぶまれていたという。TAS警察は、「今回一度きりだけだ」と話した。