【シドニー23日AAP】 オーストラリアが日本に対して、同国の捕鯨活動の違法性を国際司法裁判所(ICJ)に訴えている件で、来週から始まる審問を前に、連邦政府は、裁判の準備は万端であると話した。
この訴訟は2010年、オーストラリアが、日本が南極海で行っている捕鯨活動は合法である「調査」という名目で行われているが、商業性が高いとしてオランダ・ハーグにある国際司法裁判所に対して日本の捕鯨活動を止めさせるための訴えを起こしたもの。ICJは、日本が捕鯨を始める年末までには判決を言い渡すものとみられている。
来週から始まる審問会に出席するドレイフス法務長官は、ICJの判決は覆すことができないため、この裁判で日本の捕鯨を是非阻止したいと述べた。同法務長官は、訴訟の詳細については明言を避けたが、週末には、オーストラリア、日本及びニュージーランドによる陳述書が公開されるであろうと述べた。