【メルボルン7日AAP】 国内で、夏から秋にかけてインフルエンザ症例が既に急増しており、今年の冬も流行が予想される。専門家は、今年およそ4,000人がインフルエンザの合併症で死亡すると予想する。
今年になって、すでに4万人が検査機関でインフルエンザ陽性と診断された。近年同時期の3倍近い数だ。2009年の豚インフルエンザ以降で最も流行した2017年は、25万人が検査機関で診断された。昨年は5万8,570人が診断を受けたが、きちんと検査する人は少ないため実際の規模はわかっていない。今年はおよそ200万人が感染すると予想される。
予防接種連合のロバート・ブーイ会長は、「2018年はインフルエンザ流行が小さかったため、コミュニティの免疫も下がった。これにより、感染・拡大する可能性が高くなる」と述べ、今すぐ予防接種を受けるよう奨励した。