【シドニー7日AAP】 7日朝、トニー・アボット元連邦首相の選挙事務所の外に、排泄物が中に隠された本が捨てられていた。警察が調査中だ。
穴が開けられ、中に排泄物が隠された本は、表紙に「不人気」と書かれていた。アボット氏のワリンガ選挙区では先週、ポスターの同氏の額に罵る言葉が書かれる事件も発生した。さらに、アボット氏の友人であり、児童性愛で有罪が認められたジョージ・ペル枢機卿を明らかに示唆した「ペル」と書かれたポスターもあった。
アボット氏は7日、自らの選挙キャンペーンをジョン・ハワード元首相が支持する映像をツイッターで公開した。映像内でハワード氏は、「ワリンガには、裕福でないが勤勉による成功者がたくさんいる。ショーテン労働党党首は、新たに不公平な税で彼らを打ちのめそうとしている。これに戦える候補者はただ一人、トニー・アボットだ」と話している。
アボット氏はワリンガ選挙区を25年間維持してきたが、最近の世論調査によると無所属のザリ・ステガル議員が勢力を上げている。