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労働党の党首交代、市場への影響少なく

【シドニー27日AAP】   ANZ銀行のチーフ・エコノミストによれば、26日夜のラッド氏の労働党党首再選による市場への影響はあまりない見込みだという。それよりも、連邦議員選挙の開催日の変更の有無が重要問題だとした。

同銀行のアイバン・コルホーン氏は、「ラッド氏は現在の選挙予定日である9月14日に従う義務はなく、今年下旬に遅らせることで、優勢な保守連合から国民の支持を奪い取る可能性がある」とした。また逆に「選挙日を早めた場合、政界での不確実性により、これまで沈滞気味だった産業界や消費者の信頼感が回復するだろう」とした。

一方、NAB銀行の通貨戦略専門家のレイ・アトリル氏は、26日夜の党首選出騒ぎに対し、投資家らはあまり関心を示さなかったと述べた。ラッド氏が57対45でギラード首相に勝った直後、豪ドルは93米セントを上回った。しかし、27日朝には92.75米ドルまで下がった。

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