【キャンベラ27日AAP】 キャンベラの総督官邸で27日朝、ブライス総督がケビン・ラッド氏を首相に宣誓就任させた。2010年6月にギラード氏に首相の座を奪われて以来、3年ぶりの首相再任になる。
宣誓就任式では、アンソニー・アルバニーズ氏が副首相、クリス・ボーウェン氏が財務相として同じく宣誓就任された。就任式の終了後、ラッド新首相は国会議事堂に直行し、野党の不信任案も出されることなく、首相としての初日の業務に入った。
アボット野党党首は首相に対し、連邦選挙の日程をできるだけ早く発表するように要請した。ギラード前首相が設定した9月14日を8月24日に前倒しする可能性もあるが、現在のところ戦略会議が継続中だ。
一方、28日には新内閣の人選発表を行う必要があるが、現時点ではいまだ5つの役職が未定のままだ。