【キャンベラ28日AAP】 海外から労働者を呼び寄せる際の一時就労ビザ、いわゆる457ビザの改正法案が、連邦議会で可決された。
この改正法案では、スポンサー企業が457ビザを悪用して、国内雇用の労働者よりも低賃金で海外から雇用することのないように、雇用主の資格審査基準や遵守義務がより厳しくなった。
オコーナー移民相は、この改正法案はオーストラリア人の雇用を守るものだとして、「国民の多くは、スポンサー企業が海外からの雇用を求めるよりも前に、まず国内で雇用すべきだと期待している」「それに海外からの就労者の雇用条件を守るものでもあり、搾取されないようにするものだ」と述べた。
産業界からは審査条件が厳しくなったことに反発が上がっているが、労働組合は、改正法案は求人情報をだすのを条件にしているだけで、きわめてシンプルだと擁護している。