政治

ラッド新内閣 女性大臣を積極登用

【キャンベラ1日AAP】   先頃行われた労働党党首選で勝利を収め、連邦首相の座に返り咲いたラッド首相の新内閣が発表された。女性大臣の数が歴代政権で最も多く、またラッド氏を支援してきた議員が大臣に起用されている。

1日、ラッド新首相は組閣メンバーと対面。今後は、2日間かけて新政府の方針を固める会議を行い、4日には、急増する亡命希望者に関する対応について、インドネシアのユドヨノ大統領と話し合いをするため、同国に向け出発する。

ラッド派のマーレス議員は貿易相に就任。初の入閣となった。キム・カー上院議員は元の産業大臣の座に就いた。シドニー選挙区のエド・フーシック議員は、入閣した初のイスラム系議員として大臣政務官に選ばれた。

野党党首であるアボット氏は、ラッド新内閣の面々を見て、「Bレベルなんてものじゃない。これじゃCレベルだ」と述べ、全くもって心を揺るがすような内容でないと非難した。一方、ラッド氏が首相の座に返り咲いて以降、労働党の支持率は6%上昇し35%。対して野党は、5%下落し43%となった。

また、2カ月後に控えている総選挙の日程について、ラッド首相はまだはっきりとした日付を明示していないが、8月から10月の間に行われるものとみられている。

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