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シーシェパード、税額控除の訴訟で敗訴

【メルボルン3日AAP】   反捕鯨団体「シーシェパード・オーストラリア」が、慈善事業を対象とした税額控除を受けたいとして争ってきた控訴裁判で敗訴した。

非営利組織である同団体は、人間によって捕獲・殺害されようとしているクジラを守る保護活動は、動物に対し「短期的な直接保護」を提供していると主張。税額控除が適用される寄付を受け取るには、この定義を満たす必要があるからだ。

しかし連邦裁判所は3日、同団体の主張に同意しないとして却下した。判決では、「シーシェパードが行おうとしているのは、クジラの殺害を阻止すること」であり、「同団体の活動目的は日本の捕鯨船であって、いかなる動物への保護も提供していない」とした。また裁判所は同団体に対し、相手側の裁判費用を支払うよう命じた。

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