【シドニー12日AAP】 NSW州農業省は、シドニー近郊のビーチで90日間のサメを捕獲する罠「ドラムライン」の試行運転を完了したところ、複数のサメを捕獲し、中には大型イタチザメがいたことを発表した。
SMARTドラムラインは、サメ捕獲網に取り付けられ、サメが引っかかった際にGPSでボートの乗組員に知らせる仕組みになっている。捕獲されたサメはタグ付けされた後で海に戻されるという。
データ結果によると、シドニーのビーチで14匹のサメが捕獲されたほか、同州の北岸と南岸、ニューカッスルのビーチで40匹以上のサメが捕獲されたという。捕獲されたのはホホジロザメ、オグロメジロザメ、シロワニ、オオメジロザメなど。
アダム・マーシャル農業相は、ドラムラインの試行運転は成功だったとし、サメによる事故の防止に繋がったとし「ドラムラインは研究者たちがサメの生態を研究するためにも非常に有益」だと述べた。