【シドニー15日AAP】 シドニーで出前サービス業の運転手や組合代表者が、労働条件や賃金の改善を求めて抗議活動を行った。
ウーバーのシドニー本社前で14日午後、運転手らは未払いの賃金数百万ドル、スーパーアニュエーション、疾病休暇、年次休暇、仕事中に発生したけがの補償について訴えた。
ウーバーとデリバールー両社で運転手として働いたパウロさんは、腕を負傷した。両社とも配達毎の支払いを1年前は14ドル、6か月前は10ドル、現在は8ドルと削減したという。
オーストラリア運輸労働組合(TWU)は、「ギグエコノミーで働く人は、地域社会が期待する賃金や労働条件に値する」と述べた。
出前サービスのフードラは昨年8月、800万ドルを超える借りを残したままオーストラリアでの操業を終了。後に、親会社のデリバリー・ヒーローが300万ドルの小切手を切った。17日、事務局に連絡した元運転手5,500人に支払われる予定だ。