【ブリスベン15日AAP】 QLD州で今年すでに25人がインフルエンザで死亡した。ピークの7~10月を前に、保健機関は予防接種を受けるよう促す。
QLD州で、例年同時期の3.5倍にあたるインフルエンザ症例が確認されている。今年すでに、同州で1万409人が検査機関でインフルエンザ陽性と認められ、850人近くが入院した。このうち78人は集中治療室に搬送された。昨年全体のインフルエンザ陽性数は1万5,685人、1,715人が入院した。
専門家によると、増加の背景に、2種のインフルエンザA型が異なる世代間で同時に流行していることが考えられる。今年報告されたほとんどがA型で、B型はわずかだ。複数の病状を抱える高齢者、先住民、乳幼児が最もリスクが高い。
マイルス州保健相によると、病院のベッド数を増加して対応している。