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連邦野党、「1期目はGST据え置き」

【シドニー24日AAP】   次期連邦選挙を前に行われたGSTをめぐる選挙前討論会で、野党のコーマン影の政府財務次官は、同党が政権を握っても1期目はGSTを据え置くと公約した。

ザ・タックス・インスティチュートが24日にシドニーで主催した同討論会でコーマン上院議員は、「1期目にGSTのベースや税率を増加させるつもりはない」と述べた。また、「それ以外の税制改革については、もちろん以後の選挙での有権者の判断に仰ぐ」とした。

一方、同インスティチュートのウェスタウェイ所長は連邦政府のブラッドベリー財務次官に対し、法人税からの増収が見込めず、所得税の納税者数が減少する中、高齢者ケア費と医療費の増大に対応するには、GST率の引き上げしか道はないのかと問いただした。これに対し同次官は、別の対処法があるとして、GSTへの変更はないとした。

現在、連邦政府がGSTの徴税・管理を行っているが、その税収は各州政府の歳入となる。

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