【アデレード26日AAP】 SA州アデレードにある自動車大手ホールデンのエリザベス工場で、26日、リストラに応じた労働者の最後の勤務が行われた。
経営不振に喘ぐホールデンでは、エリザベス工場のリストラ案を提示しており、今回、会社の退職勧奨に応じた400人の最後の勤務となった。
オーストラリア製造業組合では、勤続37年の労働者もいる中、彼らにとって非常に悲しい日となったとし、工場に残った者にとっても将来が不安で労働意欲が低くなっていると指摘した。また、労働組合では、これは辞めていく労働者のみならず、SA州の製造業にとっての警告でもあると述べた。
ホールデンでは、人件費抑制を図り、市場競争力を高めようとして、新たな労使協定を結ぼうとしており、組合側も、労働者が自分のコーヒーやティーを持参することで、会社にとって年間20万ドルの飲料費の節約をすることで合意しているとした。