【シドニー27日AAP】 オーストラリアで同性婚の合法化に向け、今年中に全国的に進展する動きが見られた。
NSW州議会の社会問題委員会が26日、州法による婚姻規定は憲法上合憲だとする発表を行ない、州独自に同性婚を認めることが可能となった。
NSW州では、オファレル州首相も、ロバートソン州野党党首も、同性婚を認める発言をしているため、議員立法により今年末までに全国で初めて、NSW州が同性婚を公認する州となる可能性が出てきた。
これまで婚姻に関する法規制は連邦政府の所管で、同性婚に関しては連邦議会が判断し、州政府には法律を制定する権限がないとされてきた。
今回のNSW州議会の委員会答申の結果、特にSA州やTAS州など他の州でも、今年中に議会で同性婚を認める婚姻法の改正案を可決する可能性が出てきた。