【メルボルン22日AAP】 VIC州で、個人情報を盗まれるフィッシング詐欺の被害が増加している。
VIC州消費者問題庁によると、2018年にフィッシング詐欺による金銭的損失は20%増加した。電話やメールなどで、銀行や電話会社、インターネットプロバイダーなどすでに取引のあるビジネスを装い、個人情報を聞き出そうとする。
犯罪防止機関のクライム・ストッパーは、なりすまし犯罪や悪い信用格付けに発展する可能性もあるとして、フィッシング詐欺の被害は金銭的損失のみでないと警告する。
2018年、報告されたフィッシング詐欺2万4,291件のうち金銭的損失は357件だった。警察は、詐欺の目的は金銭でなく個人情報取得と考える。