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薬物所持の元五輪選手 保釈認められる

【シドニー30日AAP】   水泳の元五輪選手で、違法薬物所持で2度、起訴されたスコット・ミラー被告に対して、シドニーのセントラル地方裁判所は30日、厳しい条件付きで一時保釈を認めた。

ミラー被告は今月20日、違法薬物「アイス」を7.75グラム所持していたとして逮捕された。この10日前には、別の違法薬物所持及び現金1万6000ドルを所持していた件で、ウェーバリー地方裁判所に出廷し、無実を訴えたばかりだった。

30日の公判の中で検察側は、ミラーは薬物中毒であり、一時釈放をするとまた薬物に手を出す可能性があると訴えた。一方、ミラーの弁護人は、所持していた薬物の量が非常に少ないこと、また、自身のニュースが大きく取り上げられていることなどから、再犯の可能性はないであろうと述べた。

マブット裁判長は双方の言い分を考慮し、ミラーの元五輪選手であるというステータスを考慮して一時釈放を認めた。ただし条件として、キングスクロス地域の出入り禁止、毎日の警察への報告義務、午後8時から午前7時の間の外出禁止などを挙げた。

この日の裁判では、ミラー被告が、2009年に薬物提供や盗難品所持など3つの罪で起訴された件についても述べられた。

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