【メルボルン23日AAP】 VIC州の地方裁判所は23日、メルボルン市内で電車の車両に落書きをしたとして、男2人に数百時間分のコミュニティー労働を言い渡したことが分かった。落書きによって生じた損害費用はメトロ・トレインが3万1,435ドル、鉄道管理会社ボンバルディアが2,112ドルに上っている。
地方裁判所のオコナー裁判官は、レオ・ホッキング被告(35)とブレイデン・コンスタンティーニ被告(20)が故意による公共物の破損や不法侵入など、それぞれ157件と79件の違反を犯したとしており、両被告もこれを認めた。
同裁判官は落書きについて、公共物に繰り返し“見苦しい”落書きをしたことは「芸術の才能とは無関係で、むしろ芸術に反する行為」と述べ、ホッキング被告に440時間、コンスタンティーニ被告に200時間のコミュニティー労働のほか、落書きされた車両の修理、今後6か月間におよび午前9時~午後6時までの外出禁止などを言い渡した。