【キャンベラ1日AAP】 オーストラリア保健福祉研究所(AIHW)の最新の研究報告によると、溺死、衝突事故死、自殺による若年層の死亡率は、男性のほうが女性より高く、その割合は3対1であることが明らかとなった。また、すべての死因を含めた場合でも、男性の死亡率は女性の2倍だという。
同研究所は24歳以下の男女を対象に、様々な死亡率を調査し、その結果を1日発表した。それによると若年層の死亡率は、女性が10万人当たり30人に対し、男性は10万人当たり52人。特に15~24歳ではその差が最も顕著で、男性の死亡率は女性の2.4倍であり、18歳だけをみると3.5倍。
一方、男性の死亡率を死因別にみると、死産など誕生にまつわる死亡が10万人当たり10人と最も多く、交通事故が9人、自殺が6人だった。また自殺と事故死の場合、男性は女性より3倍多かった。