【キャンベラ5日AAP】 アボット野党党首は、ライバルのラッド連邦首相が一対一のディベートを申し出ているのに対して、「首相とは毎日ディベートをやり合っている」として、ラッド首相の申し出を受けるつもりはないことを主張した。
ラッド首相は、選挙戦が繰り広げられている間、毎週、スカイニュースで米国の大統領選のように党首対決のディベートを行うことを申し出ており、その1回目のスケジュールとして5日の夜を提示した。しかしアボット氏は、同日はシドニーで既に予定があり、ラッド氏の都合に合わせるために自分のスケジュールをキャンセルするようなことはしないと述べた。
ラッド首相は、「ディベートに出てこないアボット氏は本当にオーストラリアの首相になる気があるのか」と批難した。
ディベートに関する野党側の希望は3回実施で、第1回は今月11日にナショナル・プレスクラブ、第2回はギラード前首相が訪れたシドニー西部のルッティヒルズRSLクラブ、3回目はブリスベンとしている。