【メルボルン24日AAP】 連邦政府に対し気候変動への早急の対応を求める人たち数千人が24日、メルボルンCBDのスワンストン・ストリートで、死んだふりをして抗議する“ダイイン”を行った。参加者の多くは生徒や学生で、政府に対し25年までに温室効果ガスの排出量をゼロとするよう求めている。
ダイインを企画したエクスティンクション・レべリオンは「気候変動の緊急事態は政治の問題ではなく、科学的な事実だ」と述べ、取り組みを拒否することは政策ではないとして、「我々の未来を盗むなどということがどうして出来るのか」と不満を示した。
グリーンズ(緑の党)のバント議員は、気候変動に最も大きな影響を及ぼしていることの一つとして、石炭を掘り起こし燃やすことを止め、再生可能エネルギーを採用すべきとの考えをあらためて示した。さらに「国民も、これ以上の山火事や干ばつを回避するため、政府が行動を起こすことを求めている」と述べた。