【シドニー8日AAP】 シドニー中西部で8日、病気を患い車いす生活の80歳の男性からキャッシュカードを盗み、1万3000ドル以上を商品購入に使用した容疑で、隣人の男(42)が逮捕された。
警察の発表によると、被害者の男性は朝鮮戦争で戦った退役軍人で、現在ニュータウンに暮らす。車いす生活のため日常の用事など自分でできないため、隣人らに銀行口座の詳細を伝え、買い物を代行してもらっている。ところが先月、隣人の1人が男性の自宅を訪問し、キャッシュカードを盗んだとされる。そして先週、同カードを使用し、総額1万3000ドル以上の高額商品が購入されている。
8日、警察がニュータウンの集合住宅2室を家宅捜査したところ、違法薬物や盗品と思われる物品など、多数の品物が発見された。警察は詐欺容疑7件、違法薬物所持2件などで男を起訴した。男には余罪があるとして、追加起訴される見込み。