政治

「労働党はまだ劣勢だ」、ラッド首相

【キャンベラ10日AAP】   連邦選挙のキャンペーンが始まって1週間。ラッド首相は選挙遊説で訪れたTAS州ホバートで、労働党は依然苦戦していて、アボット野党党首は勝利演説の原稿を書いていることだろうが、まだ投票日までは時間がある、と語った

最新のフェアファクスメディア/ニールセンの世論調査では、労働党支持が48パーセントで、野党保守連合が52パーセントと、野党が4ポイントリードしている。

ラッド首相は今回の選挙の争点について、雇用と生活費、そして長期的な経済運営を任せられるかだとし、アボット野党党首に対し、「すでに勝利演説の原稿を書いたようだが、国民はそんな傲慢な態度を好まない」と語った。

アルバニーズ労働党副党首は、11日のラッド労働党党首とアボット自由党党首による党首討論により、与野党の違いが明白になるとし、「11日夜から選挙キャンペーンが本格的に始まる。将来を見据えた政策を打ち出す多様な労働党と、アボット党首の無慈悲で情け容赦のない否定的な自由党の姿が明らかになる」と語った。

グリーンズは、今回の世論調査の結果を見て、連邦上院の過半数を野党保守連合が握ると、オーストラリアの国政が危機的状況に陥ると警告した。

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