【シドニー12日AAP】 12日、NSW州の一部では最大風速が時速100キロという強風が吹き荒れる一日となった。シドニー南部・西部では停電が相次いだ。
12日午後から吹き始めた強風により、木がなぎ倒されたり、およそ100世帯で屋根が破損したりするなどした。
電力会社「エンデバーエナジー」によると、シドニー南西部でおよそ6000世帯、南部や西部でも2300世帯が停電に見舞われたという。シドニー市内や州中央沿岸部でも約3000の家庭や企業が停電被害にあった。
また海でも、シドニー周辺などで4隻のボートが強風のため横転。イラワラ湖でカヌーをしていた男性は、低温症のため救急隊による処置を受けた。アボカビーチ近くでも、カヤックをしていた男性が水に落ち、救助された。