【シドニー14日AAP】 税務局の発表によると、確定申告のこの時期を狙い、新手の詐欺メールが納税者に送信され始めているようだ。メール受信者に対しオンライン上のフォームに記入させて、個人情報をだまし取る手口だという。
税務局を送信者に見せかけたメールが現在出回っている。詐欺フォームに記入すると、タックスファイルナンバーをはじめ、パスワードやクレジットカードなどの個人情報が盗み取られる仕組みだ。リンク先をクリックすると、「マルウェア」と呼ばれる不正ソフトにコンピューターが感染し、インターネットの閲覧履歴の不正監視や、さらなる個人情報の盗難が発生する。
これについて税務局は、「機密情報の確認、更新、開示を要請することは一切ない」と警告している。また、「Tax Refund Department」や「Tax Refund E-Portal」などと書かれたメールを受信した場合、削除するよう呼びかけている。