【シドニー28日AAP】 新たな調査の結果、国内の50歳未満の若年層で大腸がんが著しく増加しているとわかった。
大腸がんは国内で2番目に死に至るがん。20~29歳で、結腸がんは2004年から2014年にかけて年9.3%増加、直腸がんは1993年から2014年にかけて年7.1%増加している。一方で50歳以上では変化なし、または減少した。新たに大腸がんと診断される10人に1人近くが50歳未満で、多くは40~49歳だ。
大腸がん協会のグラハム・ニューステッド教授は、40代で定期的な検査を始めるよう奨励する。若年層でのがん増加の理由として、食生活やライフスタイルが要因と考えられる。また、幼少期の抗生剤の使用もリスク要因となる。