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オプタス、ローミング料引き下げを発表

【シドニー21日AAP】   携帯電話大手のオプタスは21日、海外でのローミングサービス利用料に対し、1日10ドルの上限を設定し、利用者が巨額の請求書で驚くことがないようにすると発表した。この動きは、3週間前に競合会社のボーダフォンが同利用料の大幅引き下げを発表したことに続く。

オプタスの新料金は11月中旬に開始される予定で、1日10ドルの「トラベル・パック」のもと、無制限のテキストと通話、30MBまでのデータ通信が可能となる。ただし利用可能国は「ゾーン1」にのみ限定され、英国、ヨーロッパ、北米、アジア、ニュージーランドが対象となる。「ゾーン2」の南米、アフリカ、中東は対象外。しかし同社の調べによると、顧客の旅行先の94%が対象国に含まれているという。

一方、ボーダフォンの新料金は1日当たり5ドルで、海外でのテキスト、データ、通話利用が可能だが、利用対象国は英国、米国、ニュージーランドのみ。同社は今年中に対象国を拡大していく意向だ。

通信消費者団体の「オーストラリア通信消費者行動ネットワーク」は両社の動きを歓迎し、これまでのローミング料金が法外に高かったと述べた。ただ新料金の導入後も、渡航先で現地のSIMを購入するほうが、依然割安だろうと指摘した。

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