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ライフセーバーにヘルメットの着用義務

【シドニー22日AAP】   オーストラリア各地の海岸で活動するライフセーバーに対し、巡回中と競技中の両方で、ヘルメットと救命胴衣の着用が義務付けられることとなった。

ライフセーバー団体「サーフ・ライフ・セービング・オーストラリア」の発表によると、2014年10月以降、巡回目的などで救助ボートに乗り込むライフセーバーに対し、救命胴衣の着用が義務化される。また同年1月以降、すべてのボートの漕ぎ手はヘルメットを着用する必要がある。

着用義務化の動きは、近年起こったライフセーバーの死亡事故が原因だ。2012年3月には、ゴールドコーストのカラワビーチで開催されたライフセーバーらの全豪競技会で、マシュー・バークレー君(14)が溺死している。また2010年にも同ビーチの同大会で、サクソン・バードさん(19)が死亡した。これを受けて同団体は、2015年から同大会出場者の全員が、一定の「水中救助」基準を満たす必要があるとした。

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