【ブリスベン23日AAP】 QLD州の汚職監督官が、州政府は上級公務員の犯罪歴のチェックを行わなければならないと勧告した。
犯罪不正委員会のケン・レヴィ委員長代理は、過去の事件を引き合いに出して、国際的な身分照会が通常行なわれるべきで、「数年前までは、政府に雇用される者は全員、調べられていた」と、23日の公聴会で述べた。
この事件は、ニュージーランド出身でQLD州保健省の職員だったホヘパ(ジョエル)・モレフ=バーロウ(37)が、2007年から2011年の間に、1600万ドルを横領したとして、今年3月に懲役14年の刑が宣告された事件で、雇用する前にニュージーランドでの身元照会が行なわれていれば、過去の詐欺罪による前科が明らかになっていた。