一般

自然食品が腸内細菌を生かす

【シドニー23日AAP】   農産物が農薬によって腸内細菌を殺してしまうため、自然食品の効果が改めて確認された。

環境医学が専門のシドニーのGP、マーク・ドナホー博士によると、「科学者はいつも、農薬は人間にとって害はなく、自然食品を食べることは無意味だというが、農薬は特定の腸内細菌(善玉菌)を殺してしまう」と述べ、それによって肥満と貧しい健康状態を引き起こすと警告した。

博士は、特に胃腸病の研究者の間で、この考えは主流になっているとし、「医者は過去10年間、私たちを健康にするものとして、腸内細菌に注目してきた。腸内細菌が健康でないなら、私たちも健康なはずがない」と、語った。

また、腸内細菌(善玉菌)を破壊すると、その家族全員が肥満になる。今後もより多くの研究が必要だが、赤ちゃんを母乳で育てるのは、幼児の腸内細菌を促す健康的で効果的な方法で、赤ちゃんが成長して、旬の新鮮な有機果物や野菜を多く摂り、穀物を最小にすることは、腸内細菌による健康法だという。

ドナホー博士は24日にメルボルンで開催される老化防止の医療会議で発表を行なう予定。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら